近年、日本では年間の婚姻件数に対して離婚件数は約3組に1組の割合となっており、多くの家庭がさまざまな事情を抱えています。
シングルマザー・シングルファザーとして子育てを続ける方も少なくはありません。
その中でも「誰にも頼れない」「休みたいけど休めない」——そんな風に、歯を食いしばって毎日を過ごしているシングルマザーの方は、実はとても多いんです。
今日は、福岡市での「ショートステイ里親」という頼り方についてお話しします。ひとりで抱え込みすぎているすべての方に届きますように。
日本のひとり親家庭、実はこんなに多い
近年、日本の離婚件数はゆるやかな増減を繰り返しながらも、年間およそ18万組を超える水準で推移しています。人口千人あたりの離婚率はおよそ1.5前後。決して珍しいことではなく、身近な誰かに起きていてもおかしくない数字です。
そして離婚などをきっかけにひとり親となった世帯のうち、母子世帯と父子世帯の割合は、
母子世帯(シングルマザー)約89%
父子世帯(シングルファザー)約11%
となっています。
ひとり親家庭の約9割がシングルマザーだということが分かります。さらに、母子世帯になった理由の9割以上は離婚などの「生別」によるもの。つまり、ある日突然、ひとりで子育てを担うことになったママが、日本中にたくさんいるということなんです。
Aさんの物語
ここで、実際にショートステイ里親を利用したAさん(仮名)のお話を紹介します。
Aさんは、出産してまもない頃、夫から離婚を切り出されました。専業主婦だったAさんは、生まれたばかりの赤ちゃんを抱えながら、仕事探し、保育園探し、そして引っ越しの手続きをしなければならなくなりました。
本来なら頼りたいはずの実家とは折り合いが悪く、両親に助けを求めることもできませんでした。
不安は大きくなるばかり、夜もあまり眠れず心も体も限界になり、こども支援課に相談し、ショートステイ里親を知りました。
「誰かに、少しだけでいいから助けてほしい」——そんな時にAさんが選択したのが、ショートステイ里親制度でした。
シングルマザーを取り巻く「3つの大変さ」
Aさんのように、シングルマザーには次のような困難がのしかかります。
① 経済力
母子世帯の母自身の平均年間収入は、父子世帯の父の平均収入と比べても大きな差があります。仕事を探そうにも、子どもを預ける先が見つからなければ働くこと自体が難しく、保育園に通うには仕事をしていなければならないという困難さが現実です。
② 時間のなさ
仕事、家事、育児、さらに離婚後は行政手続きや引っ越しなど、すべてをひとりでこなさなければなりません。
子どもの体調不良や急な用事にも、代わりに頼める人がいない状況が続きます。
③ 積み重なる疲労
頼れる人がいないまま気を張り続ける毎日は、想像以上に心と体を消耗させます。「休む」という選択肢そのものが、シングルマザーにはなかなか与えられていないのです。
ショートステイ里親を利用するメリット
そんな時に力になれるのが、ショートステイ里親制度です。数日間、里親のもとで子どもを預かってもらうことで、次のようなメリットがあります。
- 時間の確保:仕事探しや面接、引っ越しの手続きなど、まとまった時間が必要な用事に集中できます。
- 心と体の休息:短い期間でも、気を張らずに眠れる時間ができるだけで、心の余裕は大きく変わります。
- 経済的な負担の軽減:福岡市では、シングルマザーのショートステイ里親の利用は無料!民間のベビーシッターなどと比べて費用面の負担を抑えながら、安心して子どもを預けられます。
- 孤立からの解放:誰かに「頼っていいんだ」と思えること自体が、シングルマザーにとって大きな支えになります。
お子さんに合わせて、里親さんを選べます
ショートステイでは、お子さんの性格や環境に合わせて、里親さんの希望を伝えることもできます。実際にこんなリクエストが寄せられています。
「うちの子には1対1でじっくり子どもと向き合ってほしいので、実子のいない里親さんがいいです」
「兄弟のように子ども同士で遊んでほしいので、◯歳くらいの男の子がいる里親さんにお願いしたいです」
このように、お子さんにとって心地よい環境を一緒に考えながら、マッチングしてもらうことができます。
子どもたちは、意外と楽しんでいます
「預けるのはかわいそうなのでは」と心配になるママも多いのですが、実際に利用した子どもたちの様子を聞くと、少し安心できるはずです。
里親さんの家での数日間は、子どもにとって親戚のお家にお泊まりするような特別な体験。いつもと違う人が作ってくれるご飯を囲んだり、普段とは違う食卓の雰囲気を味わったり、家にはないおもちゃで遊んだり——。子どもたちは、その非日常を楽しんでいることがとても多いのです。
ママが安心して用事や休息の時間を持てることは、そのままお子さんの笑顔にもつながっていきます。
まとめ
日本のひとり親家庭の約9割はシングルマザー。そのほとんどが、ある日突然、ひとりで子育てを背負うことになった方々です。経済的な不安、時間のなさ、積み重なる疲労——それはあなたの力不足では決してなく、ひとりで抱えるには大きすぎる現実なのです。
福岡市のショートステイ里親は、そんなママと子どもを支える「一時的な頼り先」です。
福岡市ではひとり親家庭のショートステイ里親利用は無料!
無理をしすぎる前に、少しだけ誰かの手を借りてみませんか。相談だけでも大丈夫です。
あなたが休むことは、決してわがままではありません。保護者が体を休めることは、お子さんが安心して成長していくためにも大切なことです。
私自身、福岡市のショートステイ里親として多くの方と関わっていく中で「利用してよかった」「また利用したい」という声も多く、みんなで子育てする大切さを感じています。
もし今、少しでも「つらい」「助けてほしい」と感じているなら、お住まいの区役所や児童相談所へ相談してみてください。

