福岡市ショートステイ里親に子どもを預けたら?乳児・幼児の1日の過ごし方

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ショートステイ里親として子どもを迎え入れる際、「どのように1日を過ごせばよいのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。特に乳児や幼児の場合、年齢に応じた適切な生活リズムを作ることが、子どもの安心感と健やかな成長につながります。

この記事では、児童福祉の専門知識に基づいた乳児(0-1歳)と幼児(2-5歳)の理想的な1日のタイムスケジュールをご紹介します。一般的な推奨スケジュールに加えて、個々の子どもの特性や要望に合わせたカスタマイズ方法もお伝えしますので、安心してショートステイ里親としての役割を果たしていただけるでしょう。

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乳児(0-1歳)のおすすめの過ごし方

基本的な1日のタイムスケジュール

6:00-7:00 起床・授乳

  • カーテンを開けて自然光を取り入れる
  • 穏やかな声かけで起こす
  • おむつ交換
  • 授乳、ミルク

7:30-9:00 朝の身支度

  • 着替え
  • 顔拭き・清拭
  • 室温・湿度の調整

9:00-10:00 午前の授乳・遊び

  • 授乳、ミルク
  • 月齢に応じた遊び(ガラガラ、絵本の読み聞かせなど)

10:00-12:00 午前睡

  • 静かな環境での昼寝
  • 安全な寝具の確認

12:00-13:00 昼食・ミルク

  • 離乳食(月齢に応じて)
  • ミルク

13:00-15:00 午後の活動

  • 散歩(天候・体調に応じて)
  • 室内遊び
  • スキンシップの時間

15:00-16:00 午後の授乳・おやつ

  • 授乳
  • 月齢に応じたおやつ

16:00-17:30 夕方の遊び

  • 穏やかな遊び
  • 絵本の読み聞かせ

17:30-19:00 夕食・入浴

  • 離乳食・授乳
  • 入浴(体調確認しながら)

19:00-20:00 就寝準備

  • パジャマに着替え
  • 部屋の照明を落とす
  • 子守唄や優しい声かけ

20:00 就寝

  • 安全な睡眠環境の確保
  • 必要に応じて夜間授乳

乳児ケアのポイント

  • 授乳間隔: 3-4時間おきを基本とし、個々のリズムや体調に合わせる
  • 睡眠時間: 1日14-17時間程度の睡眠を確保
  • 安全管理: SIDS予防のため仰向け寝を徹底
  • 体調観察: 発熱、食欲、機嫌の変化を細かくチェック

ショートステイでの乳児の過ごし方

まずは上記のタイムスケジュールと保護者さんが記入してくださったタイムスケジュールを参考に、1日の理想的な過ごし方を考えます。

乳児の場合、まだ性格や特性などの個人差が少なく、ショートステイ中にこうして欲しいなどの保護者さんからの要望もあまりありません。なので上記のタイムスケジュールと同じように過ごす場合が多いです。
ステイ中に薬を飲ませて欲しい、朝と入浴後に保湿剤を使用して欲しいなど要望があればその都度対応しています。
洗剤やボディソープにこだわりがある保護者さんも少ないですが、我が家では無添加の赤ちゃん用洗剤やボディソープを常備しています。

幼児(2-5歳)のおすすめの過ごし方

基本的な1日のタイムスケジュール

7:00 起床

  • カーテンを開けて自然光を取り入れる
  • 明るい声かけで起こす

7:30-8:30 朝の身支度

  • 洗顔・歯磨き
  • 着替え(できる部分は自分で)

8:30-9:30 朝食

  • 栄養バランスを考えた食事
  • 楽しい会話でコミュニケーション

9:30-11:30 午前の活動

  • 外遊び(公園、散歩など)
  • 室内遊び(雨天時)
  • 創作活動(お絵かき、工作、折り紙など)

12:00-13:00 昼食

  • 手洗いの習慣づけ
  • 一緒に食事を楽しむ

13:00-15:00 午後の休息

  • 絵本の読み聞かせ
  • 静かな遊び
  • 昼寝(必要に応じて)

15:00-15:30 おやつタイム

  • 手作りおやつや果物
  • 水分補給

15:30-17:00 午後の活動

  • 室内遊び
  • 教育的な遊び(パズル、積み木など)

17:00-18:00 夕食準備・お手伝い

  • 簡単なお手伝いを通じた学び
  • コミュニケーションの時間

18:00-19:00 夕食

  • 家族団らんの雰囲気作り
  • 食事マナーの指導

19:00-20:00 入浴・身支度

  • 楽しい入浴タイム
  • パジャマへの着替え

20:00-20:30 就寝準備

  • 歯磨き
  • 絵本の読み聞かせ
  • 1日の振り返り

20:30-21:00 就寝

  • 安心できる環境作り
  • 優しい声かけで入眠を促す

幼児ケアのポイント

  • 生活習慣: 規則正しいリズムで自立心を育む
  • コミュニケーション: 年齢に応じた会話で信頼関係を築く
  • 遊びの質: 創造性と社会性を育む遊びを取り入れる
  • 安全管理: 好奇心旺盛な年齢のため、危険物の管理を徹底

ショートステイでの幼児の過ごし方

上記のタイムスケジュールと保護者さんが記入してくださったタイムスケジュールを参考に、1日の過ごし方を考えます。
保育園や幼稚園に通っているお子さんは保護者さんからの家庭保育の要望がなければ、里親が園まで送迎します。園との連携はコーディネータさんが前もっておこなっていて、ショートステイの期間、担当の里親の名前、何時ごろ里親と登園、降園するということが伝えられています。
園の関係者や他の保護者にショートステイの利用を知られたくない場合には家庭保育を選択されることが多いです。

保護者の要望を取り入れた過ごし方のカスタマイズ

子どもの個性に合わせた調整方法

子どもの個性はステイの依頼がある時に知らされます。
自分に対応できるか不安に思ったら無理せず断ることもできます。自信がないことを隠さずスタッフに相談すれば、スタッフのサポートや近所に住む先輩里親さんのサポートを受けながらチャレンジすることもできます。
活発なのか、内向的なのか、どんな遊びが好きなのかも前もってわかるので、どんな遊びをするか、どこに遊びに行くか考えるのも楽しみの一つです。

活発な子どもの場合

  • 外遊びの時間を多めに確保
  • エネルギー発散できる室内遊びを準備
  • 午後の活動時間を延長

内向的な子どもの場合

  • 静かな遊びを中心としたスケジュール
  • 読書や創作活動の時間を充実
  • 無理に外に出さず、室内での充実した時間を重視

早寝早起きの子ども

  • 全体のスケジュールを1時間程度前倒し
  • 朝の活動時間を有効活用

夜型の子ども

  • 徐々に生活リズムを朝型に調整
  • 夕方以降の刺激を控えめに

特別な配慮が必要な場合

特別な配慮が必要なお子さんも、ステイの依頼がある時に知らされます。自分に対応できるか不安に思ったら無理せず断ることもできます。
以前ショートステイの利用歴があれば、その時どんな様子だったか、どんなトラブルがあってどんな風に対応したかなども教えてもらえます。
ショートステイ里親を始めたばかりの里親さんには特別な配慮が必要なお子さんの依頼は来ないと思います。

アレルギーがある子ども

  • 食事内容の事前確認と準備
  • 緊急時の対応方法を把握
  • アレルギー対応の代替食品を準備

発達に特性がある子ども

  • 視覚的なスケジュール表の活用
  • 感覚過敏に配慮した環境調整
  • パニック時の対応方法を事前に確認

病気やケガの子ども

  • 医療的ケアのスケジュール組み込み
  • 安静時間の確保
  • 症状観察の記録

季節に応じた調整

夏季

  • 熱中症対策で外遊び時間を調整
  • 水分補給の回数を増加
  • エアコン使用時の室内環境管理

冬季

  • 感染症予防の徹底
  • 室内遊びのバリエーション充実
  • 乾燥対策の実施

 

まとめ

ショートステイ里親として子どもを預かる際は、年齢に応じた基本的なタイムスケジュールを理解した上で、一人ひとりの個性や要望に柔軟に対応することが大切です。

子どもにとって安心できる環境を提供し、短期間でも充実した時間を過ごせるよう、事前の準備と細やかな観察を心がけましょう。また、不安や疑問がある場合は、児童相談所や関係機関と連携を取りながら、子どもの最善の利益を第一に考えたケアを提供していきましょう。
自分には無理だと思った場合はいつでも断ることができます。里親自身の体調やメンタルも万全の状態でお子さんをお迎えできるようにしましょう。

ショートステイ里親制度は、子どもと家族を支える重要な社会的支援です。皆様の温かいサポートが、多くの子どもたちの笑顔につながることを願っています。

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