✅ 【基本情報・制度に関する質問】
- ショートステイ里親って何ですか?普通の里親と何が違うんですか?
福岡市のショートステイ里親制度は、保護者が一時的に子どもの養育が困難になった際に、最長7日間まで家庭的な環境で里親が子どもを預かる制度です。利用理由に制限はありません。 - 福岡市のショートステイ制度は誰が利用できますか?
福岡市に住んでいて0歳から18歳までのお子さんの子育てをしている方ならどなたでも利用できます。 - どのくらいの期間、子どもを預かることが多いですか?
1泊から最長1週間です。ショートステイ依頼の連絡がきた時に都合が悪ければお断りすることもできます。ショートステイ里親登録時に予め自分のステイ受け入れ日数や曜日を決めておくこともできますし、変更したくなればいつでも変更が出来ます。 - 子どもが来る頻度はどのくらいですか?
私は月に1〜2回程度、トータル1週間くらいです。ステイの依頼日と自分の子供の学校行事や旅行など家族の予定が重なっていればステイの依頼をお断りすることもあります。 - 自分が住んでいる場所でも対応できますか?
福岡市にお住まいなら福岡市こども総合相談センターえがお館に相談し、研修や実習を受け、養育里親に登録します。その後ショートステイ里親に登録することができます。
福岡市以外にお住まいの方は、お住まいの地域の児童相談所や里親支援センターにご相談ください。
福岡市こども総合相談センターえがお館
✅ 【手続き・審査に関する質問】
- 里親登録までにどんな手続きがありますか?
⒈相談⒉ガイダンス面接⒊基礎研修⒋認定前研修⒌書類の提出⒍養育実習⒎家庭訪問⒏面接があります。 - 面談や家庭訪問では何を聞かれますか?
小さい頃の家庭環境、里親に対する家族の理解、年収、犯罪歴がないかなどを聞かれました。 - 収入や学歴、家の広さはどの程度必要ですか?
収入や学歴に規定はありませんが、生活に困窮していないことが条件です。 - 資格や経験がなくても大丈夫ですか?
研修や実習で子どもについて学んでいくので、資格や経験などがなくても大丈夫です。保育士などの資格があれば実習が免除されることもあります。 - 独身でも里親になれますか?
独身でも里親になれます。
✅ 【日常生活に関する質問】
- 実際に預かった子どもとの過ごし方は?
自分の子どもと同じように一緒にご飯を食べたり遊んだりします。 - 食事や寝る場所はどうしていますか?
子どもの年齢に合わせてミルクや離乳食など食事の準備もします。寝る場所は里親宅によってそれぞれですが、我が家では布団を並べて寝ています。 - 持ち物や服は誰が用意するんですか?
基本的に保護者が準備します。忘れ物や足りないものがあった場合は委託費から購入する場合もあります。 - 自分の子どもがいる場合はどう対応していますか?
自分の子どもに合わせて無理なくステイできるように調整しています。必要であればSOS子どもの村のスタッフが子どものカウンセリングに対応してくれる場合もあります。 - 夜泣きや情緒不安定な場合はどうしていましたか?
夜泣きは自分の子どもと同じように対応します。情緒不安定な場合は、原因を明確にし、解消できるように努めます。夜泣きががひどい、情緒が不安定で対応に困った場合はSOS子どもの村スタッフに相談できます。
✅ 【費用・支援についての質問】
- 報酬や手当はどれくらいもらえるのですか?
2歳未満だと1日に¥10,700。2歳以上だと、1日に¥ 5,500が支払われます。 - 医療費は誰が負担しますか?
ショートステイでは受信が必要な場合は、ステイを中断し、お子さんは自宅へ帰ることになっているので、医療費を支払うことはありません。 - 福岡市からのサポートはありますか?
研修や勉強会、里親が参加できるイベントがあります。主催が福岡市の場合と、SOS子どもの村の老婆があります。 - 経済的に余裕がなくてもできますか?
経済的に余裕がない場合は里親になれません。
✅ 【気持ち・心理面の質問】
- 初めて預かる時、不安はありませんでしたか?
もちろん不安はありました。しかし初めに色々と想定して、何か起こった時に慌てないように工夫はしました。 - お別れの時は辛くなかったですか?
ショートステイ利用が1度きりだともう会えなくなってしまうので寂しく感じることはあります。ですが、ショートステイを利用しなくなったということは、お預かりしたお子さんの家庭がうまくいって幸せに暮らしているのだろうと思うことにしています。 - 子どもがなつかなかった時、どうしましたか?
初めは距離を感じることはありますが、どの子も夫をパパ、私をママと呼んでくれてなつかなかったことはありません。誠心誠意子どもに向き合うことで子どもに気持ちが伝わり、この人たちは悪い人じゃないんだと認めてくれるのだと思います。 - 家族や周囲から理解されましたか?
私の母は初めは心配していましたが、今では応援してくれています。
✅ 【トラブル・対応に関する質問】
- 子どもが問題行動を起こした場合どう対処しますか?
できるだけ子どもが問題行動を起こす前に気づいて対応したいので、注意深く観察するようにしています。不安そうだったり、イライラしている様子が見られたら声をかけ、気持ちを落ち着けたり、気分が変わるように心がけています。 - 実親とのトラブルはありましたか?
実親とのトラブルがないように、SOS子どもの村スタッフが間に入って連絡をとってくれるので、今までにトラブルはありません。 - 緊急対応や夜間の連絡体制はどうなっていますか?
緊急時や夜間でも24時間SOS子どもの村スタッフと連絡して相談できるので安心です。
✅ 【その他の気になること】
- 預かった子どもとその後も連絡を取ることはありますか?
預かった子どもと連絡を取ることはありません。ですがその後が気になるお子さんは、SOS子どもの村スタッフにその後の状況を聞いたり、里親仲間に最近預かっていないか確認したりすることがあります。 - 続ける上でのやりがいやモチベーションは何ですか?
保護者からのありがとうの言葉や、子どもの笑顔にやりがいを感じます。社会的に役割を持てること、たくさんの人と繋がれること、我が子や自分自身が成長できることがモチベーションです。 - 福岡市でおすすめの研修はありますか?
私はSOS子どもの村で行われる研修が好きで、学びが多いので、できるだけ参加するようにしています。
”里親って?カフェ”のすすめ
福岡市ではSOS子どもの村福岡が里親について知るための”里親って?カフェ”を無料で開催しています。
福岡市の各区で活躍している里親が、里親について実体験を交えてお話ししています。
私自身も里親として里親になったきっかけ、里親をしていてよかったこと、悪かったことなどをお話ししています。参加された方の質問に答える質問タイムもあります。
堅苦しくなく、アットホームで楽しい雰囲気になるよう心がけてお話ししています。
里親について知りたい、こんな質問をしてみたいなどありましたら気軽に参加していただけると嬉しいです。
里親ってカフェについて知りたい方はこちらから
まとめ
福岡市でショートステイ里親になることを検討されている皆さんにとって、事前に疑問や不安を解消することは、安心して里親活動を始めるための第一歩です。
ショートステイ里親制度は、困っているご家族と子どもたちを支える大切な社会資源です。「自分にできるだろうか」「家族への影響は大丈夫だろうか」といった不安を感じるのは当然のことですが、適切な研修とサポート体制があることで、多くの方が安心して活動を続けています。
最も大切なのは、「子どもたちの力になりたい」という気持ちです。完璧である必要はありません。一人ひとりの温かい心と、地域で子どもを支えたいという思いが、多くの家庭の支えとなります。
福岡市では里親支援も充実しており、困った時には相談できる体制が整っています。まずは里親ってカフェに参加して、実際の制度内容や研修について詳しく聞いてみることをおすすめします。あなたの一歩が、福岡市の子どもたちと家族にとって大きな希望となるでしょう。ぜひ、地域の子育て支援の輪に加わっていただければと思います。
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